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塾長プロフィール

塾長  谷吉 義光

東京大学卒業・県立児島高校(現:倉敷鷲羽高校)・味野中学校・味野小学校

小学校までは、熱血野球少年。倉工(倉敷工業高校)に行って野球選手になるのが夢だった。幼稚園の頃からスポーツ新聞の野球欄を愛読。その選手名から漢字をめちゃめちゃ覚えた(笑)。

中学生時代はバスケの司令塔として、味中を空前絶後(たぶん)の県大会準優勝に導いた(けど決勝では敗因を作った)。

高校では、オイシイ公約を並べて生徒会長に当選。が、最初の半年は何も実行できず、これぞ「中小企業の社長の苦悩」と思い知った。そこから一念発起して、「遠足を学校行事に組み入れる」という公約だけは実現させた。その後、苦しい時は、その時のことを思い出して自分を奮いたたせることにしている。「若いころの苦労は金を払ってでも買え」とは、このことか。

その時、「良い学校とはどういうものか」と考えたことから、大学では教育学を専攻しようと決め、私淑していた大学教授に直接電話で相談して、勧められた東京大学に進んだ。しかし、3年の夏に主任教授が急死して、研究者の夢は空中分解。

卒業後、外資系石油化学会社に就職。そこでは社会人として多くのことを学ばせていただいた。同僚のエンジニアたちとの交流は、いまだに続いている。父の急死を契機に児島に帰り、大学入学時の初心に戻って学習塾を開く。

「なる塾」という名前は、野生の植物が誰の力も借りずに、置かれた環境の中で自ら花や実をなすのと同じように、自ら「なる(生る)」子どもたちに、という思いを込めてつけた。友人の画家に、双葉のイメージのロゴマークを作ってもらった。ああ、それから幾年月。

学ぶ技術

「何のために高校に行くのかわかりません」と生徒に訊かれました。 「よく言った。そういう問いを持たないで進学しちゃいけないんだ、本当は」と答えたら、生徒の目がテンになりました。 あらためて「学ぶ意味」を、考えてみたいと思います。

進学するのは、学ぶためである。 そして実は、よくよく考えてみると、 学ぶというのは、学ぶ方法を学ぶことなんだ。

それでは、学ぶ方法とは何か?
一つ。無心に継続していると、何かが起こる。
一つ。つながりがつながりとつながり、セカイの意味が 少しずつわかってくる。
一つ。自分は知らないと気づくことが最大のチャンスである。
一つ。わからないことは、わからないままに受け止めて、
その問いを持ち続けていると、大きな学びにつながる。
(つまり、わからないという状態から、すぐに脱出する必要はない)

これらの内、一つでもいいから、カラダ全体でわかってほしい。 それは多分、一生の宝物になる。一生学んでいける人間になる。

生徒たちに、そのことを伝えたいと思います。